2026.01.09
冬場のドローン点検で起きやすいトラブル事例と回避判断
前回のおさらい|冬場は「トラブルが起きやすい季節」
前回の記事では、
寒い時期に見直したいドローンの安全チェックリストについて解説しました。
冬場は、
バッテリー性能の低下や機体の動作不安定など、
環境要因によるリスクが一気に高まる季節です。
今回は、その続きとして
実際の点検現場で起こりやすいトラブル事例をもとに、
事故を防ぐための判断ポイントを深掘りします。
トラブル事例① バッテリー残量の急激な低下
冬場の現場で最も多いのが、
「残量表示を見ていたのに、想定より早く警告が出た」というケースです。
低温環境では、
バッテリーは本来の性能を発揮できません。
その結果、飛行中に急激な電圧低下が起こります。
この状態で無理に飛行を続けると、
帰還途中での自動降下や、
建物付近での制御不安定につながります。
トラブル事例② 風の影響を読み違える
冬は、
「さっきまで問題なかった風向き」が
突然変化することが多い季節です。
特に工場や建物周辺では、
冷たい風が壁に当たり、
予測しづらい乱流が発生します。
そのため、
少しの油断が機体の流されやすさを招き、
接触寸前のヒヤリハットにつながります。
トラブル事例③ 判断が遅れ、中断できない
冬場は寒さの影響で、
-
早く作業を終わらせたい
-
もう少しで撮影が終わる
-
ここまで問題なかった
といった心理が働きやすくなります。
しかし、この状態こそが
事故につながる判断遅れを生みます。
「一度ヒヤッとしたら中断する」
この判断ができるかどうかが、
事故を防ぐ大きな分かれ道です。
冬場のトラブルを防ぐ判断ポイント
冬の点検では、
次のような判断基準を持つことが重要です。
-
バッテリー残量は余裕を持って切り上げる
-
風の違和感を感じたら即距離を取る
-
少しでも不安があれば撮影を中断する
操作技術よりも、
**「やめる判断が早いかどうか」**が安全性を左右します。
SKYWALKERスクールで伝えていること
SKYWALKERドローンスクールでは、
こうした冬場特有のトラブルを想定した判断力も重視しています。
-
実際に起こりやすい失敗事例
-
判断が遅れやすい心理状態
-
事故を防ぐための中断基準
を、現場目線で学ぶことで、
季節を問わず安定した点検ができる操縦者を育成しています。
まとめ|冬場は「判断の質」が安全を左右する
冬のドローン点検では、
環境の厳しさ以上に、
操縦者の判断力が試されます。
トラブルは突然起こりますが、
事故は「判断の遅れ」によって発生します。
寒い時期だからこそ、
一つ一つの判断を丁寧に行い、
安全な点検業務を積み重ねていきましょう。
SKYWALKERドローンスクール名古屋校
愛知県名古屋市緑区大高町元屋敷4-6

