ドローン紹介！第4段、産業用点検ドローン　ELIOS2

今日紹介するのは、スイスのFlyability社が開発した小型ドローン、「Elios 2」です。
このドローンは、人間がアクセスできない狭くて危険な場所での活躍が期待されているもので狭所点検用小型ドローンです。

Elios 2は、7カ所のセンサーによりホバリングや複雑なスペース内の飛行を可能にし、ひっくり返ってもプロペラスピードなどを修正し元に戻るため、操作に慣れていない人でも安定飛行が可能です。この機能は、非常に危険で手の届かない場所を探索するために設計されています。

また、Elios 2には4Kカメラと赤外線カメラが搭載されており、産業用ドローンで最も強力な明るさのLEDライトを備えています。これにより、小さなひび割れから全体像まで、どんな環境でも詳細な点検が可能になります。防じんライトも装備されているため、湯気や煙、粉じんが舞う場所でもしっかりとした点検が可能です。

その形状は、直径40センチメートルのフレーム球体に、カメラ付きドローンをはめ込んだ構造。カメラ部分の前面をオープン構造にすることで、撮影時に球体のガードが映り込むことを防いでいます。

さらに、静止画撮影機能や3Dモデリング機能もあり、飛行点検計画から報告書作成までを全面的にサポートしています。
重量は1,450グラムと、その機能に対して非常に軽量です。

このElios 2は、ボイラー、煙突、タンク内部、工場プラント、橋梁、上下水道施設、地下ピット、バラストタンクなど、暗く、狭く、危険な場所での点検を可能にし、コスト削減、業務効率化、予兆保全、そして作業員の安全確保を実現します。人間が立ち入ることが難しい、または危険な場所でも、このドローンを使用すれば、安全かつ効率的な点検作業が行えるのです。

Flyability社は、スイスの会社は屋内で人が入ることのできない狭所環境における点検・検査ソリューションを提供しています。ドローンが建物内で安全に飛行できるようにし、点検に伴うダウンタイム、コスト、および作業員へのリスクを減らすことができます。 Flyability社は、発電、石油・ガス、化学薬品、海上、インフラ・公益事業、公共安全の分野において50カ国以上に顧客をもっており、産業用屋内ドローン業界をリードし続けています。
興味のある方はぜひ公式サイト（https://www.flyability.com/）をご覧ください。

Elios 2の活躍は点検作業だけにとどまらず、災害時の人命救助や産業用施設の保全など、さまざまな分野での活用が期待されています。