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2025.12.17

現場で事故につながる判断ミス

ドローン点検は「事故が起きやすい作業」だと知っていますか

ドローン点検は、空撮と違い建物に近づいて飛ばす作業が中心です。
そのため、操縦ができるだけでは安全とは言えず、現場特有の危険が数多く存在します。
実際、トラブルの多くは「技術不足」ではなく「判断ミス」から起きています。

危険① 近づきすぎによる退路喪失

点検では、ヒビや浮きを確認するために機体を近づけます。
しかし距離を詰めすぎると、
・後退できない
・風に流された瞬間に回避できない
といった状況に陥ります。
安全な点検では、常に逃げられる余白を残すことが重要です。

危険② 建物周辺で起きる風の巻き込み

屋根の端、壁の角、パラペット付近では、
目に見えない乱流が発生します。
風が弱い日でも、突然機体があおられることがあり、
「なぜ流されたのか分からない」事故につながります。

危険③ 障害物を見落とす視野の狭さ

点検に集中すると、
・アンテナ
・太陽光パネルのフレーム
・配線や突起物
への意識が薄れがちです。
特にモニター越しの操縦では、立体感が掴みにくく、接触事故が起こりやすくなります。

危険④ 無理をして飛ばしてしまう判断

「ここまで来たから最後まで撮りたい」
「もう少しだけ近づけば分かりそう」
この判断が、事故の引き金になるケースは少なくありません。
点検では、飛ばさない判断も技術の一つです。

危険⑤ 現場を想定していない練習の限界

練習場では安全に飛ばせていても、
実際の点検現場は条件がまったく異なります。
建物形状、周囲環境、風、緊張感が重なることで、
普段できている操作ができなくなることもあります。

危険を回避できる人の共通点

安全に点検を行っている操縦者は、
・事前に危険ポイントを想定している
・無理をしない基準を持っている
・常に最悪の状況を考えて飛ばしている
という共通点があります。


国土交通省(無人航空機)

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