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2025.12.15

現場前に押さえる準備知識⑤

点検品質は“飛ばし方”で決まる|再現性を高めるドローン飛行設計の重要性


ドローン点検で最も多い失敗は、飛行ルートを設計せず、ただ飛ばして撮影してしまうことです。
その結果、取得データが毎回バラバラになり、点検の精度が大きく低下してしまいます。

さらに、このような飛ばし方では次のような問題が発生しやすくなります。

・画角が揃わない
・対象物との距離が毎回変わる
・撮影ポイントに抜け漏れが出る

つまり、点検の質は機体性能よりも、“飛ばし方”=飛行設計によって大きく左右されるのです。


安定したデータを得るための飛行ルート設計の基本

◆一定距離を保つ
まず、壁面や屋根からの距離が変わると、
画像サイズが揃わず、比較データの精度が落ちてしまいます。
特に赤外線点検では温度表示にも影響するため、距離の安定化は欠かせません。

◆“戻りルート”を設ける
次に、往路だけの撮影では、構造物の影や角度の関係で見落としが発生します。
しかし、復路でも同じラインを飛行することで、異常の取りこぼしを大幅に減らすことができます。

◆障害物の位置と気流の変化を把握する
また、屋根点検では
棟、太陽光パネルのフレーム、アンテナなど、
気流が乱れやすい要素が多く存在します。
これらを事前に把握してルートに組み込むことで、安定飛行と安全性が向上します。


正しいルート設計が“点検結果の再現性”を高める

しっかり設計された飛行ルートで撮影すると、
毎回同じ角度・距離・位置で撮影できるため、比較データの精度が大幅に向上します。

特に赤外線点検では、温度差を正しく判断するために、
撮影条件を可能な限り揃える必要があります。
そのため、単なる操縦技術よりも、飛ばし方の設計力こそが点検品質を決める要素だと言えるでしょう。


よくある失敗例から学ぶ撮影条件の重要性

実際の点検現場では、撮影条件が統一されていないことで、
点検結果の判断に迷うケースが少なくありません。

たとえば、前回は曇天、今回は晴天というように、
天候や時間帯が違うだけで、赤外線画像の温度分布は大きく変わります。

その結果、
「異常に見えるが、実は環境差によるものだった」
「前回との比較ができず、再点検が必要になる」
といった無駄な作業が発生します。

こうしたトラブルを防ぐためには、
撮影時間・角度・高度・設定値を事前に決めておくことが重要です。
チェックリストとして運用すれば、担当者が変わっても、安定した点検品質を維持できます。


企業点検で求められる“比較できるデータ”

企業がドローン点検を導入する目的の多くは、
「今の状態を把握すること」ではなく、
**「前回との違いを正確に判断すること」**にあります。

そのため、毎回条件の異なるデータでは、
修繕判断や報告書の信頼性が下がってしまいます。
一方で、撮影条件を揃えた点検データは、
設備管理や長期保全計画にも活用しやすく、
結果として点検コストの削減にもつながります。


SKYWALKERスクールで学べる“実践的な飛行設計”

SKYWALKERスクールでは、
建物形状の読み方、気流を考慮したルート設計、
安全を確保しながら効率的に回る飛行構成まで、
現場を想定した実践形式で学ぶことができます。

企業の点検担当者も、個人でドローン運用を始めたい方も、
点検品質を左右する**「飛行設計力」**を体感しながら身につけられるカリキュラムです。

点検の完成度を高めるためには、
飛ばし方そのものを設計する視点が欠かせません。


国土交通省(無人航空機)

<お問い合わせはコチラ>

SKYWALKERドローンスクール名古屋校
愛知県名古屋市緑区大高町元屋敷4-6

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