SKY WALKER - 愛知県名古屋市の実務特化ドローンスクール SKY WALKERのWebサイトSKY WALKER - 愛知県名古屋市の実務特化ドローンスクール SKY WALKERのWebサイト

2026.08.21

突然の雨!ドローンはどうする?正しい応急処置

ドローンを飛行させる際、最も気を配るべき要素の一つが気象条件です。晴天の下でフライトを始めたとしても、山間部や海沿い、あるいは夏季のゲリラ豪雨のように、天候が急変し、「突然の雨」に見舞われるリスクは常にあります。

一般的なドローンは精密な電子機器であり、防水性能を持たない機体がほとんどです。本記事では、ドローンが雨に濡れることの危険性、万が一飛行中に雨が降ってきた場合の正しい対応、そしてリスクを回避するための事前対策について、解説します。

1. なぜ「突然の雨」がドローンにとって危険なのか
ドローンにとって雨は、単に「濡れる」だけでは済まない、複数の重大な墜落リスクをもたらします。

内部基板のショートと故障…
一般的なドローンは、モーター、バッテリー、フライトコントローラー(脳にあたる部分)など、多くの精密な電子部品で構成されています。また、これらから発生する熱を逃がすため、機体には多くの通気口(排熱スリット)が設けられています。
雨水がこの通気口から内部に侵入すると、基板がショートし、飛行中に電源が落ちる、あるいは制御不能に陥り、即座に墜落につながる危険性があります。

センサーの誤作動…
近年のドローンは、障害物検知センサーや、高度を維持するためのビジョンセンサーなどを搭載しています。これらのセンサーのレンズや表面に水滴が付着すると、周囲の状況を正しく認識できなくなり、障害物がないのに急ブレーキをかけたり、意図しない挙動をとったりすることがあります。

プロペラの効率低下とバッテリーの消耗…
プロペラに水滴が付着すると、空気力学的な特性が変わり、揚力(浮かぶ力)が低下します。機体は高度を維持しようとしてモーターの回転数を上げるため、通常よりも激しくバッテリーを消耗します。これにより、想定よりも早くバッテリー切れを起こすリスクが高まります。

2. 飛行中に突然雨が降ってきた場合の対応手順
天気予報になかった雨が降り始めたら、「一刻も早く飛行を中止する」のが鉄則です。「これくらいの小雨なら」という油断は、機体のロストや、最悪の場合、人や物件への落下事故につながります。

突然の雨に見舞われた際は、以下の手順で冷静に対応してください。

速やかに機体を着陸させる…
安全な場所(できれば雨を避けられる場所)に、速やかに機体を着陸させます。目視外飛行を行っている場合は、ただちに目視飛行に切り替えるか、自動リターンホーム(RTH)機能を使用して手元に戻します(RTH中はセンサーの誤作動に特に注意してください)。

すぐに電源を落とし、バッテリーを抜く…
着陸したら、何よりも優先してドローンの電源を切り、バッテリーを機体から取り外します。これは、内部に浸水していた場合に通電によるショートを防ぐためです。

機体の水分を拭き取る…
乾いた、清潔なタオルやマイクロファイバークロスなどで、機体表面、プロペラ、そして特にモーター付近やバッテリー接続部などの水分を優しく拭き取ります。機体を振って水を切ろうとすると、逆に内部深くに水が入り込む可能性があるため避けてください。

内部まで完全に乾燥させる…
濡れた機体は、その後絶対に電源を入れず、風通しの良い日陰で最低でも24〜48時間以上、自然乾燥させてください。除湿剤と一緒に密閉容器に入れるのも有効です。ドライヤーの温風は、熱で基板を炒める可能性があるため厳禁です。

動作確認または点検に出す…
完全に乾燥したと思われる後、バッテリーを入れて動作確認を行います。少しでも異常を感じる場合や、激しく濡れた場合は、メーカーや専門の修理業者に点検・修理を依頼することをお勧めします。

 

3. 突然の雨のリスクを回避するための事前対策
最も重要なのは、突然の雨に遭遇しない、あるいは遭遇しても安全に対応できる状態を作っておくことです。

詳細な気象情報の確認(フライト前・フライト中)…
飛行前には気象情報を確認することが求められています。一般的な天気予報だけでなく、雨雲レーダーを活用し、フライトエリアのピンポイントな雨雲の動きを確認しましょう。フライト中もこまめにレーダーを確認する癖をつけることが重要です。

「飛ばさない勇気」を持つ…
少しでも雨の予報がある、あるいは空模様が怪しい場合は、飛行を中止、または延期する決断が必要です。

ランディングパッド(防水)の使用…
離着陸場所に防水性のランディングパッドを敷くことで、地面からの泥跳ねや、草に付いた露による濡れを防ぐことができます。

防水性能を持つドローンの検討…
業務利用などで天候に関わらず飛行が必要な場合は、防塵・防水性能を持つ産業用ドローンの使用を検討してください。

まとめ…
突然の雨は、ドローンにとって墜落や故障に直結する非常に重大なリスクです。

国土交通省のガイドラインや標準マニュアルにおいても、悪天候時の飛行は原則として避けるよう定められています。常に最新の気象情報を確認し、少しでも危険が予想される場合は「飛ばさない」という安全第一の判断をすることが、プロの操縦者としての必須スキルです。

「独学での判断に不安がある」「実際の悪天候時のリスク管理や緊急時の対応を実践的に学びたい」という方は、ぜひ一度当ドローンスクールへお越しください!

当スクールでは、国家資格の取得に向けた実技講習はもちろん、現場で役立つ安全運用のノウハウや気象判断のポイントまで、講師陣が分かりやすくサポートします。まずは無料説明会や体験会へ、お気軽にご参加ください。

◆【動画】名古屋最大級!SKYWALKER自慢の専用屋内練習場を詳しく見る


無料施設見学・操縦体験会に申し込む
厚生労働省公式サイト
国土交通省(無人航空機)
<お問い合わせはコチラ>

Share